サージカルステンレスは、ステンレス素材の一種です。もともとは医療用の道具に使われていましたが、現在では腕時計や指輪などにも利用されるようになりました。サージカルステンレスはサビにくく丈夫で、金属アレルギーの人でも使うことができ、ゴールドやシルバーなどほかの素材に比べて価格がリーズナブルといった特徴があります。そのため、「金属アレルギーだけどアクセサリーを身に着けたい」「傷つきにくく頑丈な素材の腕時計が欲しい」という人にもおすすめです。 この記事では、サージカルステンレスの特徴やメリット、お手入れ方法などをご紹介します。

【目次】
1.サージカルステンレスの特徴
2.サージカルステンレスのメリット
3.サージカルステンレスのお手入れ・保管時のポイント
4.サージカルステンレスを用いたKnotの腕時計
5.こだわり派におすすめのKnotのサージカルステンレス製腕時計

サージカルステンレスの特徴

サージカルステンレスには優れた特徴があり、腕時計やアクセサリーなどに使用されています。ここでは、主な特徴と商品の種類を具体的に見てみましょう。

●サージカルステンレスとは？
サージカルステンレスは、医療用のハサミやメスなどに使用されているステンレス素材です。サージカルとは「外科の、手術の」という意味を持ち、医療用工具に用いられていたことを理由に、「サージカルステンレス」と呼ばれるようになったと言われています。
ステンレスの種類は、主に「フェライト系ステンレス」「マルテンサイト系ステンレス」「オーステナイト系ステンレス」の3つで、サージカルステンレスは、オーステナイト系ステンレスに分類されます。オーステナイト系ステンレスは、ステンレスの中でも腐食しにくく、金属アレルギーを引き起こしにくい素材です。なお、金属アレルギーを起こしにくいほかの素材には、チタンやプラチナなどがあります。

●サージカルステンレスが用いられる主な商品
サージカルステンレスは、腕時計のケースやストラップ、ピアス、イヤリング、指輪、ネックレス、ブレスレットなどさまざまなジュエリーやアクセサリー、ファッション小物に使用されています。肌に直接身に着けるタイプの商品に用いられる傾向があり、加工がしやすくデザインのバリエーションも豊富なので、金属アレルギーがある人に限らず、幅広い年代の人に人気です。カラーはシルバーのほか、ピンクゴールドなどもあります。
なお、Knotの腕時計は、サージカルステンレス素材で作られているものが多く、安心して身に着けられます。

サージカルステンレスのメリット

サージカルステンレスは、金属アレルギーになりにくいという特徴以外にも、さまざまなメリットを備えています。ここでは、腕時計やアクセサリーと関連性の高い3つのメリットをお伝えします。

●傷がつきにくい
サージカルステンレスは硬い素材なので、万が一落としても、傷がつきにくいという特性があります。また、暑い場所で使用していても変形しにくいという点もメリットです。そのため、サージカルステンレス製の商品は購入してから長い期間愛用できます。

●サビに強く変色しにくい
耐食性が高く、サビや変色に強いのもサージカルステンレスの特徴です。水にも強いので、お風呂や海へアクセサリーなどを身に着けたまま入れます。
ただし、お風呂や海に入った後は、乾いた布で拭いてよく乾燥させる必要があります。サビに強いという特徴はあるものの、濡れたまま放置すれば、やはりサビが生じることがありますので注意しましょう。

●価格がリーズナブル
サージカルステンレスはニッケルやクロム、鉄など安価な素材で作られています。そのため、サージカルステンレスで作られた商品も低価格帯のものが多い傾向にあります。腕時計の本体によく用いられるゴールドやチタンと比較しても、サージカルステンレスのほうがコストパフォーマンスは高いので、価格を抑えつつも丈夫な腕時計を求めている人におすすめです。

サージカルステンレスのお手入れ・保管時のポイント

サージカルステンレスもほかの金属素材と同じように、長持ちさせるにはお手入れが必要です。保管するときの注意点と併せてお伝えします。

●乾いた柔らかい布で拭く
使用後は、乾いた布で汗や汚れを拭き取りましょう。ニオイが気になる場合は、消毒液をしみ込ませた布で拭き、乾いた布で拭き上げると効果的です。布で拭いても汚れが落ちない場合は、歯ブラシを使って汚れを取り除く方法もあります。

●水洗いする
サージカルステンレスはサビにくいので、水洗いができます。汚れを落としたいときは、中性洗剤をスポンジに含ませて洗いましょう。金属のたわしを使うと、サージカルステンレスの表面に傷がつくおそれがあるため、スポンジがないときは柔らかい布を使います。また、洗濯機で洗うと洗濯槽が傷つく可能性があるので、手洗いがおすすめです。洗った後は、水分を拭き取って乾燥させましょう。

●もらいサビに注意する
サージカルステンレス製の商品をサビた金属と一緒に保管すると、サビが移ることがあります。保管時は通気性の良い袋に入れ、ほかの金属に触れないようにする必要があります。しばらく使用しない場合は定期的に袋から出して状態を確認してください。

サージカルステンレスを用いたKnotの腕時計

Knotが販売する多くの腕時計にサージカルステンレスが使用されています。ここでは、Knotが自信を持っておすすめする、こだわりのサージカルステンレス製腕時計を3モデルご紹介します。
※2018年6月現在、価格はすべて税抜き表示

●国産機械式時計 AT-38／50,000円
・スペック
　ムーブメント：日本製ハイビートムーブメント「cal.9015」
　平均日差：マイナス10秒～プラス30秒　※常温時（5度～35度）
　表示機能：3針（時・分・秒）、日付
　振動数：28,800振動／1時間
　駆動方式：ぜんまい巻き（自動巻き＋手巻き）
　防水：日常生活防水（5ATM）
　持続時間：42時間

Knotのフラッグシップモデルである「国産機械式時計 AT-38」は、純日本製の機械式腕時計です。高級ブランドの腕時計を製造する工場で、こだわりの製法で作られています。超高純度のステンレス素材「サージカルステンレススチール316L」を使用し、鍛造製法とザラツ研磨によって仕上げた頑丈で美しいケースや、日本ではほぼ行われていないインデックス（文字盤の部品）の植え付け技術が用いられた文字盤が特徴です。
ほかにも、文字盤が見やすく、変色しにくいサファイアガラスの風防や高級時計の証しであるCITIZEN MIYOTA製の「cal.9015」日本製ハイビートムーブメントの使用など、高性能な仕様となっています。
文字盤のカラーは、ホワイト、ブラック、ネイビーの3色展開。スーツやジャケット、シャツなどのきれいめのメンズファッションによく合います。入社3～5年目の社会人や、高品質の時計をリーズナブルに手に入れたい人におすすめです。

●CS-36 スモールセコンド／14,000円～15,000円
・スペック
　ムーブメント：日本製クオーツ
　平均月差：プラスマイナス20秒
　表示機能：2針（時・分）、スモールセコンド
　駆動方式：クオーツ
　防水：日常生活防水（3ATM）

1940年代～60年代に人気のあったトラディショナルデザインを参考に作られた「CS-36 スモールセコンド」は、直径36ミリメートル・厚さ6.5ミリメートルというスリムなケースが特徴です。サファイアガラス風防を使用しており、文字盤が見やすく丈夫で、傷つきにくい時計です。25グラムと軽量なので、長時間着けていても気になりません。
どんな服装にもなじみやすいデザインのため、カジュアルからフォーマルまで、幅広いシーンで使用できます。時計の裏蓋に名前や日付、メッセージなどを刻印できる「オンネーム」サービス（有料）もあるので、大切な人へのギフトにもおすすめです。ユニセックスなデザインかつリーズナブルな価格設定のため、恋人同士や夫婦でお揃いの腕時計を購入するのも良いでしょう。

●レディースソーラー CS-32／16,500円～17,500円
・スペック
　ムーブメント：日本製ソーラームーブメント
　平均月差：プラスマイナス20秒
　表示機能：3針（時・分・秒）、日付
　駆動方式：ソーラー
　防水：日常生活防水（3ATM）

Maker’s Watch Knot史上初の、レディースモデルの腕時計です。腕や手首が華奢な人でも身に着けやすい、外寸32ミリメートル・厚み7ミリメートルのコンパクトサイズが特徴です。ケースはラグ造形を採用し、ボリュームを減らしているので重く見えません。ソーラームーブメントを搭載しており、基本的に電池交換は不要で、コストパフォーマンスにも優れています。重さは20グラムで装着しやすく、手首が疲れません。カレンダー表示もあり、機能性にも優れています。
エレガントな雰囲気が出せるので、仕事や特別なお出かけのときなどに活用できます。腕まわりが細い男性をはじめ、仕事でもプライベートでも使える時計が欲しいという女性にもおすすめです。また、恋人へのプレゼントとして贈っても喜ばれる一品でしょう。

こだわり派におすすめのKnotのサージカルステンレス製腕時計

Knotで取り扱っている時計の多くは、サージカルステンレス製のケースを採用しているので、金属アレルギーの人でも安心して使用できます。また、ストラップについても金属製やレザー素材など好きなタイプを選んで、自分だけの腕時計に仕上げられます。ギフトラッピングにも対応しており、プレゼントとしてもおすすめです。
サージカルステンレス製の腕時計の購入を検討している方は、お近くのMaker’s Watch Knot ギャラリーショップ、またはKnotのホームページをご覧になってください。