アナログ時計とは?メリットと時刻の合わせ方、デジタル時計との違い
19-04-12
時計は時刻表示の仕方によって「アナログ時計」と「デジタル時計」に分類できます。腕時計も同様に、文字盤と針で時刻を表すアナログ時計と、数字によって時刻を表すデジタル時計があります。それぞれに異なる特徴とメリットがあるので、目的やシーンに合わせて使い分けると良いでしょう。この記事では、アナログ時計とデジタル時計の違いや、時刻と日付の正しい合わせ方をご紹介します。
【目次】
1.アナログ時計とは?
2.アナログ時計の時刻の合わせ方
3.Knotのおすすめのアナログ時計
4.汎用性の高さが魅力のアナログ時計
アナログ時計とは?
アナログ時計の基本的な構造や特徴を、デジタル時計と比較しながらお伝えします。併せてアナログ時計のメリットも確認しておきましょう。
●アナログ時計とデジタル時計の違い
アナログ時計は、文字盤に記されたインデックス上(文字盤上の目盛りや数字など)を針が動いて指し示すことで時刻を表します。文字盤や針のデザイン、秒針の有無など、細部は腕時計によって異なりますが、秒針、分針、時針の3つの針が付いたものが一般的です。時刻確認以外の機能としては、カレンダーが付いたタイプも多く見られます。
一方、デジタル時計はアナログ時計のような文字盤や針がなく、デジタル式(数字式)で時刻を表す時計です。液晶表示やLED表示が一般的で、一目見ただけで秒数まで正確に時刻がわかります。ストップウォッチやアラーム、方位計など、多様な機能を搭載しているモデルも人気です。
アナログ式の腕時計が世に広まったのは、1905年に発売されたカルティエの「サントス」がきっかけと言われています。一方、デジタル式の腕時計は1970年にハミルトンが開発した「パンサー」が原点とされています。
●アナログ時計のメリット
アナログ時計の特徴でもある「文字盤と針による時刻表示」は、数字を読まなくても針の位置から感覚的に時刻を把握できるというメリットがあります。運転中やミーティング中など、腕時計を一瞬しか見られない状況でも大体の時刻がわかります。
アナログ時計の場合、ある時刻までの大まかな残り時間を視覚的に把握できるという点もメリットの一つです。デジタル時計はその時点での時刻は正確にわかるものの、設定時刻までの残り時間を知るためには頭の中で計算する必要があります。
また、ビジネスシーンや冠婚葬祭などのフォーマルな場では、アナログ時計を着用するのがマナーであるという考え方もあります。デジタル時計はカジュアルな印象を与えがちなので、フォーマルなシーンで着用するなら、アナログ時計を選んだほうがスマートでしょう。
屋外で使用するとき、デジタル時計は太陽の光が反射して時刻を読み取りづらくなることもあります。その点、アナログ時計は日差しのある屋外でも時刻の確認がしやすく、視認性という点でも優れています。文字盤のインデックスや針に蛍光塗料を使用したアナログ時計なら夜間の利用にも便利です。
アナログ時計の時刻の合わせ方
アナログ時計を使っていると、時刻や日付がズレたときに自分で調整を行う必要があります。方法を誤ると故障の原因となってしまうこともあるので、正しい手順を知っておくと良いでしょう。
●一般的なアナログ時計の秒針の合わせ方
(1)秒針が12時の位置まで来たときにリューズを引き出し、秒針を止める。
(2)リューズを回して時刻を合わせる。クォーツ時計の場合は、分針を正しい時刻よりも4~5分先に進めてから、リューズを逆回しにして正しい時刻まで戻す。機械式時計の場合は、分針を正しい時刻の4~5分手前に合わせ、ゆっくりと針を進めて正しい時刻に調整する。
(3)時報を聞きながら、タイミングを合わせてリューズを押し込む。
●一般的なアナログ時計の日付の合わせ方
(1)リューズを1段引き出す。
(2)リューズを回して日付を調整し、合わせたい日の前日にセットする。曜日表示がある場合も同様に、合わせたい曜日の一つ前の曜日にセットする。
(3)秒針が12時の位置まで来たら、リューズを2段目まで引き出して秒針を止める。続いてリューズを回して針を進め、合わせたい日付・曜日になるようにして時刻を合わせる。
(4)正しい日付・曜日と時刻に合わせたら、時報を聞いてタイミング良くリューズを押し込む。日付・曜日のみ合わせる場合は、リューズを一段目まで引き出してから日付・曜日を修正し、再びリューズを押し込む。
なお、カレンダーは一般的に午後9時から午前2時ごろの間にかけてゆっくりと表示が切り替わります。このとき、内部のカレンダー部の歯車が回転しているので、当該時間帯に無理やりリューズを回して別の力を加えてしまうと、ムーブメント内部の歯車全体に負荷がかかります。部品の故障や日付送りの不具合の原因となる可能性があるので、日付を合わせるときは、午後9時から午前2時の時間帯を外して行うようにしましょう。
Knotのおすすめのアナログ時計
Knotの腕時計はすべてアナログ表示を採用しています。ここでは、高い視認性や精度はもちろん、ハード面での強度やデザイン性にもこだわったおすすめのモデルを4つご紹介します。
※価格はすべて税抜き表示
●機械式クロノグラフATC-40/95,000円
Knotが誇る国産機械式腕時計のフラッグシップモデルで、高精度な機械式クロノグラフムーブメントを搭載しています。国内最高峰の機械式腕時計ケースを製作する林精器製造が手掛けたケースに、風防には極めて高い透明度と硬度が特徴のサファイアガラスを採用し、細部までこだわり抜いた高い完成度と高級感を備えています。
●TS-36 チタニウムソーラー/18,500~19,500円
高性能なソーラームーブメントを備えたKnot初のソーラーウォッチです。錆びにくく軽量なチタニウムをケースに使用し、高度な加工技術を駆使してディテールにこだわったデザインに仕上げました。日常生活用強化防水機能を備えたタフネス仕様で、水場のアウトドアなどのアクティブなシーンでも活躍します。
●CS-32レディースソーラー/16,500~17,500円
コンパクトで軽量かつエレガントな、女性のためのソーラーウォッチです。外寸32ミリメートル、厚さ7ミリメートルのスリムなケースに、ローマ数字とバーを用いたクラシックな文字盤デザインと丸みを持たせたベゼルを備え、ラグジュアリーさとフィット感の両立を実現したモデルです。ハイスペックなソーラームーブメントとカレンダー機能を搭載し、機能面にもこだわっています。
●CC-39 クロノグラフ/19,000~20,000円
懐中時計をベースとしたモデルで、視認性を重んじ精悍なフェイスデザインに仕上げたクロノグラフコレクションです。直径39ミリメートル、厚さ9ミリメートルとスリムながら、耐腐食性に優れたサージカルスティールを採用したケースと高品質なサファイアガラスを備え、上品でありながら高い機能性を追求した仕様となっています。
汎用性の高さが魅力のアナログ時計
アナログ時計とデジタル時計では、見た目の印象も機能性も大きく異なります。アナログ時計はフォーマルやビジネス、プライベートなど、幅広いシーンにマッチするので、1本は持っておきたい腕時計です。また、流行に左右されないシンプルなデザインを選べば、年齢を重ねても愛用し続けられるでしょう。
アナログ時計の購入を考えている方は、お近くのMaker’s Watch Knot ギャラリーショップ、またはKnotのホームページをご覧になってください。
こちらの記事に掲載されている価格は、2022年8月現在の情報です。
最新情報は Maker's Watch Knot 公式サイト をご覧ください。