TOP > 伝えたくなる時計の話 > 防水腕時計とは?日常生活用とダイバーズウォッチの違い

伝えたくなる時計の話

防水腕時計とは?日常生活用とダイバーズウォッチの違い

18-08-09

防水機能付きの腕時計は、雨の日や水仕事をしながらでも使用できる、比較的水に強い腕時計です。しかし、「日常生活防水」「10気圧防水」といった表示を見ても、実際にどの程度の防水性を持っているのか、今ひとつわからないという人もいるでしょう。用途に合った防水腕時計を選ぶには、防水表現の意味や、防水腕時計の扱い方についてあらかじめ知っておくことが大切です。この記事では、防水腕時計の種類や防水表現の見方、使用するときのポイントなどについてご紹介します。

【目次】
1.防水腕時計とは?
2.防水表現の意味
3.防水腕時計を使用する際のポイント
4.Knotの防水腕時計・ストラップ
5.防水性を過信せず、防水表示に沿った使用を

防水腕時計とは?

防水腕時計には大きく分けて2つの種類があります。それぞれどのような特徴があるのか見ていきましょう。

●防水腕時計の主な種類
腕時計に防水性能を記載するためには、JIS(日本工業規格)、または国際的な規格であるISO(国際標準化機構)によって定められた基準をクリアする必要があります。
JISとISOで防水区分の分け方は異なりますが、防水仕様に求められる条件は同じです。大きく分けて「防水時計」と「潜水時計(ダイバーズウォッチ)」があり、防水性の度合いによって分類できます。

・防水時計(日常生活防水腕時計)
日常生活において想定される水濡れに耐えうる性能を「日常生活防水」と言います。耐えられる水濡れは、汗や雨、洗顔の際の水滴程度です。防水機能の証しとして、文字盤やケースの裏蓋に「WATER RESISTANT(W.R)」と表示されています。
5~20気圧防水の機能を備えた「日常生活強化防水」(詳細は後述)の腕時計もあります。

・潜水時計(ダイバーズウォッチ)
ダイビング時に使用できる、潜水用の腕時計が「潜水時計(ダイバーズウォッチ)」です。100~200メートルまでの潜水に耐える「空気潜水腕時計」と、200~1,000メートルまでの深海潜水に耐える性能を備えた「飽和潜水腕時計」があります。
JISやISOによって定められた防水性、耐久性、耐磁性、耐衝撃性などの基準をクリアし、さらに潜水時間を管理する機能や、光の届きにくい深海でも時刻を確認できる高い視認性を有します。

●日常生活防水腕時計とダイバーズウォッチの違い
日常生活防水腕時計とダイバーズウォッチでは、JISやISOによって定められた規格により、防水性能に違いがあります。
防水時計の区分で最も防水性の高い20気圧防水の腕時計は、競泳や素潜りには耐えられますが、潜水を行うスキューバダイビングなどでの使用はできません。ダイバーズウォッチなら、最低でも100メートル、基本的には表記された水深までの潜水が可能です。

表記の仕方にもルールがあり、一目で防水性能がわかります。
日常生活防水は「WATER RESISTANT 〇m(bar)」、ダイバーズウォッチは「DIVER’S 〇m」、空気潜水腕時計は「AIR DIVER’S 〇m」、飽和潜水腕時計は「HE-GAS DIVER’S 〇m」と表示されます。〇の部分にそれぞれ数字が入り、例えば「WATER RESISTANT 5bar」なら5気圧防水時計、「AIR DIVER’S 150m」は水深150メートルまで耐えられる空気潜水防水時計です。

防水表現の意味

防水腕時計が耐えられる範囲は、腕時計に記載された防水表現を見ればわかります。ここでは、防水表現の意味と使用シーンの例をご紹介します。

●気圧(bar/ATM)
日常生活防水腕時計に使用される表記です。1気圧は10メートルを表し、水深10メートルまでの水圧に耐えられるという意味になります。
2~3気圧防水は、日常生活における汗や弱い雨など、水がかかる程度の水濡れに耐えられます。5気圧防水は水仕事や軽い水泳でも使用できますが、飛び込みや海の波などの水圧には対応していません。10気圧防水は、海や川でのレジャーやアウトドア時に身に着けることができ、競泳や素潜りのときにも使用可能です。20気圧防水はスキンダイビングなど、空気ボンベを使用しない潜水や、サーフィンなどの水上スポーツのときにも身に着けられます。

●日常生活防水
一般的には、2~8気圧防水の腕時計に使用される表現です。ただし、日常生活防水という表現は、製品により防水性にばらつきがあるため、JIS防水保護等級が併記されている場合があります。生活防水と表記されていれば、多少の水濡れに耐性はありますが、生活防水の正確な解釈はメーカーによって異なります。説明書をよく読み、腕時計の防水性能を把握した上で使用しましょう。

●メートル(m)
数値の水深まで耐えられるという意味です。例えば5気圧防水の日常生活防水腕時計は、水深50メートルにおける静止状態での動作を保証しています。ただし、実際に水深50メートルで使用するときは、動きながら操作することになるので、静止時よりも高い水圧がかかります。そのため、5気圧防水と書かれていても、水深50メートルでの使用は難しいでしょう。
しかし、ダイバーズウォッチの場合、実際には表記数値の1.25倍の水圧に耐えられる仕様になっています。つまり、「100メートル防水」と書かれていれば、水深125メートル相当の水圧に耐えられる性能を備えているため、水深100メートルでも活動しながら腕時計を使用できます。

防水腕時計を使用する際のポイント

腕時計は本来、とてもデリケートで水濡れは厳禁です。防水腕時計だからといって防水性を過信せず、気をつけるべきポイントを守って丁寧に扱いましょう。

●電池交換はメーカーや修理専門店で行う
腕時計の電池交換は自分で行うことができます。しかし、防水腕時計の場合は、自分で電池交換をすると防水機能が低下したり、メーカー保証が効かなくなったりする可能性があります。特に、ダイバーズウォッチのように高い防水機能が求められる腕時計は、電池交換の後に専用の機材を使っての防水テストが必要です。
また、メーカーや修理専門店に依頼すると、ゴムパッキンが劣化していた場合に、交換してもらえます。ゴムパッキンは防水性を保つために重要な役割を果たします。防水性を維持するためにも、腕時計の電池は自分で交換せず、メーカーや修理専門店に任せましょう。

●お風呂では使用しない
防水腕時計であっても、お風呂に入るときは外しましょう。着用したままお風呂に入ると、シャワーによる水圧で故障したり、お湯に触れることで気温差が生じ、風防が曇ってしまったりするケースがあります。また、腕時計本体は耐えられても、ベルトやバネ棒などほかの部分が傷んでしまう可能性もあります。
防水腕時計に内部に入り込んだ水分を取り除く機能はありません。風防の傷やパッキンの劣化などが原因で水が中に入ってしまうと、ムーブメントの腐食や錆びが起こり、故障してしまうおそれもあります。防水機能付きであっても、避けられる水濡れは避けたほうが良いでしょう。

●水中でボタン操作を行わない
水中でリューズやボタンを操作すると、腕時計内部に水が入ってしまう可能性があります。また、ダイバーズウォッチには「ヘリウムガスエスケープバルブ」という、飽和潜水の際にヘリウムガスを逃がすための機能が付いているモデルがあります。バルブの解除は自動式と手動式がありますが、手動式の場合は解除したままにすると浸水しやすくなるので、バルブを操作する際は注意が必要です。

Knotの防水腕時計・ストラップ

Knotでは日常生活防水腕時計を取り扱っています。防水性の高いストラップとともにご紹介します。

●腕時計
・TS-36 チタニウムソーラー
ハイスペックなソーラームーブメントを搭載した高機能ソーラーウォッチで、錆びにくく非常に軽量なチタニウムのケースを採用したモデルです。日常生活強化防水の10気圧防水仕様で、水場でのアウトドアや汗をかくアクティブなスポーツなどのシーンでも安心して使用できます。

●ストラップ
・槙田商店トラディショナル シェイプ ストラップ
槙田商店の生地の特徴は、縦糸と横糸の組み合わせによって柄を表現するジャガード織りです。織られた生地は、撥水と防水の2種類の加工を施されています。昔から縁起物として用いられているトンボ柄をデザインし、傘生地と栃木レザーの異なる素材を組み合わせた、遊び心のあるデザインが魅力のストラップです。

・姫路セミグレインレザー ストラップ
薄手で弾力性に富み、しなやかに馴染む質感が魅力の「姫路セミグレインレザー ストラップ」。丹念にアイロンがけを施した、なめらかなテクスチャーと上品なツヤを持つセミグレイン加工が特徴です。使い込むほどに豊かな表情を見せ、ビジネスにもカジュアルにもフィットします。

・京都昇苑シルク くみひも
肌触りと通気性に優れ、希少価値の高い正絹で編んだ13本の組紐を1本1本さらに組み込み、栃木レザーと合わせた贅沢な仕様のストラップです。防水性能はありませんが、汚れても洗えるという意味では、水に強いと言えます。落ち着いたデザインで、シーンを選ばずに使用でき、カラーバリエーションも豊富です。

防水性を過信せず、防水表示に沿った使用を

防水腕時計には多くの種類があり、防水時計から潜水時計まで、防水性もさまざまです。防水腕時計のコンディションを保つポイントは、防水性を過信せず、防水表示に沿った使用を徹底すること。風防やゴムパッキンの傷や経年劣化にも注意し、気になる点があればメーカーや修理専門店にチェックしてもらいましょう。
防水腕時計の購入を検討している方は、お近くのMaker’s Watch Knot ギャラリーショップ、またはKnotのホームページをご覧になってください。