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伝えたくなる時計の話

腕時計の主な種類と見分け方|機械式とクオーツ式の違いとは?

18-10-15

時計の種類をご存じでしょうか?ひと口に「時計」といっても、掛け時計や置き時計など持ち運べないタイプの「クロック」と、腕時計や懐中時計など身に着けるタイプの「ウォッチ」という主に2種類に分かれます。
もちろん、「ウォッチ」に分類される腕時計にも駆動方法などでさまざまな種類があり、それぞれに楽しみ方や注意点が異なります。
この記事では、腕時計の種類や見分け方、種類別の注意点、楽しみ方についてご紹介します。

【目次】
1.腕時計の種類
2.腕時計の種類を見分ける方法
3.【種類別】腕時計を使用するときの注意点
4.腕時計のさまざまな楽しみ方
5.共に時を歩む腕時計には自分らしさとこだわりを

腕時計の種類

腕時計は、駆動方法の違いにより大きく2種類に分類できます。それぞれの特徴と呼称をお伝えします。

●駆動方法の違いによる腕時計の種類
腕時計の動力機構であり、時計の針を動かす心臓部を「ムーブメント」と言います。ムーブメントには「機械式」と「クオーツ式」の2種類があり、機械式はさらに「手巻き式」と「自動巻き式」に分けられます。

・機械式時計
ゼンマイで動く時計です。精巧に作られていますが、プラスマイナス5~10秒ほどの日差が出る場合があります。
機械式の中でも、リューズ(竜頭)というつまみを回してゼンマイを巻き上げる「手巻き式時計」は、懐中時計の流れをくむ長い歴史を持つ時計です。

手巻き式時計は、巻かずにいると2日ほどで針が止まるため、定期的にゼンマイを巻き上げて使用します。自動巻き式に比べて内部構造がシンプルで、薄いデザインが特徴です。ゼンマイを巻く手間はありますが、メンテナンスコストも自動巻き式よりも安く抑えられることが一般的です。

自動巻き式時計は、「オートマティック式」「セルフワインディング式」とも呼ばれ、腕を動かすとムーブメントの内部にあるローターが回転し、自動的にゼンマイが巻き上がる腕時計です。
「パワーリザーブ機能」を搭載した時計なら、「パワーリザーブ・ゲージ」をチェックすると、持続時間がわかります。また、手巻き式同様にリューズを回してゼンマイを巻くことも可能です。

時計が止まる問題を解決するため、保管時に腕時計を設置しておけば自動でゼンマイを巻いてくれる「ワインディングマシーン」というアイテムもあります。

・クオーツ式時計
電池で動く時計です。電圧を与えると、一定の周波数で振動するクオーツの性質を利用して、月差プラスマイナス20秒という高い精度で時刻を制御しています。
クオーツ式時計に搭載されるムーブメントは大量生産されており、多くのモデルは機械式と比べて低価格です。定期的に電池交換が必要ですが、メンテナンス費用は比較的安く済みます。デリケートな機械式に比べて衝撃耐性が強いのも特徴です。通常2~3年ごとに電池交換をしながら使用しますが、電子回路が故障すると使えなくなるので、クオーツ式時計の寿命は平均約10年と考えたほうが良いでしょう。

時刻の表示方法によって、針と文字盤で時刻を示す「アナログ式」と、液晶に数字で時刻を表示する「デジタル式」があり、ほかに「発電式」や「光発電式」もあります。
発電式時計とは、「オートクオーツ」とも呼ばれ、電池とコイルによって動きます。腕を動かし振動を与えると自動で充電される仕組みです。光発電式は「ソーラー・ウォッチ」「エコ・ドライブ」などと呼ばれ、光発電したエネルギーを使って動きます。どちらも充電を繰り返すと充電池が消耗し、電池交換が必要になる場合もあります。時計自体の寿命もあり、個体差はありますが、10年を目安に買い替えを検討したほうが良いでしょう。

●腕時計の主な呼称
腕時計には、それぞれ独自の性能を示す呼称があります。例えば、「クロノグラフ」ならストップウォッチ機能、「ダイバーズウォッチ」なら高い防水機能、「ミリタリーウォッチ」なら耐久性、防水性に優れたタフな構造を有しているとわかります。各メーカーから、さまざまな機能を搭載したモデルが販売されているので、好みの時計を探す手がかりにしましょう。

腕時計の種類を見分ける方法

腕時計の種類は音や針の動きなどからわかります。違いを見分ける方法を3つご説明します。

●秒針の動きで見分ける
秒針を見れば機械式とクオーツ式を見分けられます。
機械式は、秒針が連続的に動く「スイープ運針」です。一方のクオーツ式は、秒針が1秒刻みで動く「ステップ運針」を採用しています。

●リューズを巻いて見分ける
リューズを巻いたときの手応えと音でも見分けられます。
手巻き式は、リューズを巻くと確かな音と手応えがあり、巻き続けると巻き止まりがやってきます。自動巻き式なら、音と手応えはかすかにしか感じず、巻き止まりはありません。クオーツ式は、リューズを巻いても手応えはなく、音もしません。

●時計の音で見分ける
時計を振ったときに、自動巻き式ならローターが回転し「シャー」と音がします。手巻き式やクオーツ式は振っても音がしません。

【種類別】腕時計を使用するときの注意点

デリケートな腕時計を長く使うには、正しい扱い方を知る必要があります。種類ごとに詳しく解説します。

●手巻き式時計の使い方
・巻き止まり以上に巻かない
手巻き式の場合、巻き止まりを超えて巻くと、ゼンマイが切れたりして故障の原因となります。毎日決まった時刻にゼンマイを巻き、手応えが重くなったら速度を落として、ゆっくりと巻き止まりまで巻きましょう。

・磁気を発生させる機械や磁石から離す
携帯電話のスピーカー部分やテレビ、PC、バッグや財布のマグネット部分の磁石にも注意が必要です。腕時計を磁気に近づけると、内部のパーツが磁化して時間が狂ったり、止まったりするおそれがあります。腕時計と磁気の発生源を15センチ以上離すことで、磁気帯びを避けられます。また、磁気を帯びた腕時計は、「磁気抜き修理」が必要です。

●自動巻き式時計の使い方
・激しい運動をする際は腕時計を外す
自動巻き式は、強い衝撃や振動が加わると、ローターが過剰に回り、軸が故障してしまう可能性があります。スポーツなど激しい運動をする際は、腕時計を外す習慣を付けましょう。

・あまり体を動かさない人は定期的にリューズを回す
腕にはめている時間が短かったり、あまり体を動かさなかったりすると、ローターが反応せず、十分に巻き上がらない場合もあります。着用前にリューズを回し、ゼンマイを巻いてから使用しましょう。

・巻き上げる方向を確認する
腕時計のモデルによって、「右巻き」「左巻き」「両巻き」があります。巻き上げる方向が異なると、ゼンマイが巻かれず、ゼンマイ切れの原因にもなります。わからない場合は、腕時計の取扱説明書を確認してください。

●クオーツ式時計の使い方
・電池が切れたらすぐに交換をする
腕時計の電池が切れた状態で放置すると、電池内の液体が漏出してしまい、故障の原因となります。長期間使わずとも、数年おきに電池交換をしましょう。

・定期的にリューズを掃除する
機械式時計と違い、クオーツ式時計はリューズを操作する機会がほとんどありません。だからといってリューズが汚れたまま放置しておくと、操作しにくくなるおそれがあります。汚れた場合はすぐに掃除をし、たまにリューズを回転させると良いでしょう。

・防水機能を過信しない
防水タイプの腕時計であっても、防水性能は経年劣化します。一般的に、3気圧防水では汗や少しの雨に耐える程度、5気圧防水でも水仕事の際に外さなくても大丈夫というレベルです。汗や水が付いたままにしておくと、サビの原因にもなり、内部に水が入ると温度差で時計の風防が曇って分解修理が必要になる場合もあります。部品交換となると修理費もかかるので、防水機能以上の環境での使用は避けてください。

腕時計のさまざまな楽しみ方

腕時計には実用性だけでなく高いファッション性があります。ただ着用するだけにとどまらない、腕時計をもっと楽しむ方法をご紹介します。

●ベルトを付け替える
腕時計は、ベルトを付け替えると印象を変えられます。そのため、気分によって好きなベルトに替えると、飽きずに長く使えるでしょう。金属や革のほか、ラバーやナイロンなど、腕時計のベルトには素材や色のバリエーションが数多く存在しますので、一つの時計でもさまざまな表情を楽しみながら着用できます。

●いろいろな種類の腕時計を身に着ける
時計はモデルによってデザインや機能にさまざまな違いがあります。複数の腕時計を身に着け、違いを楽しみながら好みの一本を探し求める喜びは、腕時計ファンならではの特権です。機械式時計は手間がかかる分、使い込むうちに愛着も増します。大事にメンテナンスしながら少しずつコレクションを増やすのも、楽しみ方の一つです。

●ファッションに合わせて時計を選ぶ
腕時計はファッションの一部です。ビジネスシーンでは、スーツの袖から見える腕時計が第一印象に影響を与えると言われます。また、パーティーや冠婚葬祭などフォーマルなシーンでは、その場に適した時計を選ぶことが大切です。
カジュアルシーンでも、腕時計が個性を発揮します。例えば、小物と腕時計の色を合わせるとセンスの良さを印象付けられたり、青や赤の腕時計をコーディネートのアクセントとして取り入れると、全体の印象をまとめてくれたりします。

共に時を歩む腕時計には自分らしさとこだわりを

腕時計は選ぶ人の個性が出やすいアイテムです。体格やファッション、着用シーンによって、似合う時計が一人一人違うからこそ、腕時計探しは奥深く、楽しいものです。
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