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腕時計のベルトの種類│素材ごとのメリット・デメリットと交換方法

18-10-18

 

腕時計のベルトには、金属、革、ナイロン、ゴムなどさまざまな種類があります。ベルトの素材や色などよって、着け心地や見た目の印象、ふさわしいファッションやケアの方法が異なります。そのため、ベルトを長く使用するためには、ベルトの種類に応じたお手入れの仕方や交換方法について正しい知識を頭に入れておくことが大切です。
この記事では、腕時計のベルトの種類や素材ごとのメリット、デメリット、ベルトの交換方法などについてご紹介します。

【目次】
1.腕時計のベルトの種類は主に2つ
2.金属ベルトのメリット・デメリットと交換方法
3.革ベルトのメリット・デメリットと交換法
4.Knotの腕時計はベルトの種類を選べる

腕時計のベルトの種類は主に2つ

腕時計のベルトは、主に金属と革の2つのタイプがあります。それぞれの違いについてお伝えします。

金属ベルト

「コマ」と呼ばれる金属板が横にいくつ並んでいるかによって、ベルトの呼び方や特徴が異なります。素材の種類は主に、ステンレス、チタン、真鍮です。金属ベルトのバンドは、留め具を緩めて長さを調節するスライド式や、ネジによってコマ同士を連結させているネジ式、ベルトの穴にピンを打ち込んでコマをつなげているピン式の3つに分かれます。留め具はバックルタイプが一般的です。金属ベルトの中には、防水加工されている商品もあります。

・単連タイプ
ネジなどを使って、コマを1つずつ縦につなげたベルトです。国内の多くの時計ブランドで使われています。

・3連タイプ
横3列のコマを縦につなげたベルトです。金属ベルトの中でもオーソドックスなタイプと言えます。

・5連タイプ
横に5つのコマを並べ、縦につなげたベルトです。装着感の良さに特徴があります。

・7連タイプ
通気性の良いベルトで、横7列のコマを縦につなげてできています。夏場の使用に向いています。

・9連タイプ
横9列のコマを縦につなげたベルトで、手首にフィットしやすいのが魅力です。 装着時にベルトが手首に沿ってきれいなカーブを描きます。

・ミラネーゼ
金属の粒を、メッシュ状に編んで作られたベルトです。金属部分の薄さが特徴的です。
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・ステンレス
錆びにくく、頑丈でお手入れがしやすいベルトです。アレルギー反応を起こしにくいタイプもあります。
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・チタン
軽い素材で、長い時間着けていても疲れを感じにくいでしょう。手入れのしやすさも魅力です。

・真鍮
手頃な値段の時計に用いられることが多いベルトです。柔らかな風合いや光沢感が人気です。

革ベルト

動物の皮などから作られたベルトで、本革と合成皮革に分かれます。合成皮革よりも本革のほうが高級とされており、適切に手入れをすると、使ううちにだんだんと風合いが良くなっていくのが特徴です。

・ワニ革
ワニの皮から作られたベルトです。ワニ革にもいくつか種類があり、高級品のクロコダイルやクロコダイルよりも安価なアリゲーター、カイマンなどあります。

・パイソン
ヘビの皮から作られたベルトです。ヘビ特有のウロコ模様が特徴で、経年変化(エイジング)を楽しめます。

・カーフ
生後6カ月以内の子牛の皮で作られたベルトです。なめらかな風合いが魅力で、カジュアルなファッションとも相性が良いでしょう。

・リザード
トカゲの皮で作ったベルトです。目が細かく派手さがないのが特徴で、ワニ革と比べてリーズナブルなものが多いです。

・コードバン
馬皮から作られた、希少価値の高いベルトで、ホースレザーとも呼ばれています。強度の高さが魅力です。

・ピッグスキン
豚の皮から作られたベルトで、日本国内で唯一飼育から製造まで行われています。柔らかい質感で軽量です。

・バッファロー
バッファローの皮で作ったベルトで、丈夫かつ柔らかな質感が魅力です。革ベルトには珍しく、汗に強いという特徴があります。

・ガルーシャ
エイの皮から作られたベルトで、光沢感があり、比較的硬い素材です。細かいガラスを散りばめたような美しさがあります。

・シャーク サメ皮で作ったベルトです。水に強くタフで、使い込むほどにツヤが出るのが特徴と言えます。

・オーストリッチ
ダチョウの皮から作られたベルトで、凸凹のある質感と重厚感のあるツヤが魅力です。

・合成皮革
合成樹脂を使って人工的に作られた疑似皮革を用いたベルトです。色やデザインのバリエーションが豊富です。

ナイロン製やゴム製も人気

腕時計のベルトには、金属製と革製以外にも、ナイロン製やゴム製などがあります。これらは、装着したときの軽さと、リーズナブルさが人気です。傷や汚れが付きにくく、普段使いに向いています。ナイロン製の多くは、ベルトの交換が容易にできるタイプです。一方、ゴム製(ラバー製)はベルト交換不可の腕時計が多いものの、汗や雨などの水分に強いメリットがあります。
ただし、ビジネスやパーティなどのフォーマルなシーンでは、ゴムベルトやナイロンベルトはカジュアルすぎる印象があり、マナー違反と受け取られるおそれがあるため、注意が必要です。シーンによって、腕時計のデザインだけでなく、ベルトも使い分けると良いでしょう。

金属ベルトのメリット・デメリットと交換方法

頑丈な素材で、お手入れも簡単な金属ベルト。ここでは、金属ベルトのメリット・デメリットと交換方法についてご紹介します。

金属ベルトのメリット

金属ベルトは、素材の特性上、革ベルトに比べて耐久性が高く丈夫です。スーツなどのフォーマルなファッションから、Tシャツやジーンズなどのカジュアルファッションまで、どのような服装にも合わせやすく、1本持っておくと重宝するでしょう。お手入れは使用後に汚れを拭き取る程度で良く、メンテナンスが簡単です。
金属ベルトは革ベルトに比べて長持ちする傾向があるため、購入後のベルト交換が少なくて済む点も魅力です。また、ベルトに重みがあるため、ゆるめに巻くのではなく手首にしっかりと巻き付けるようにすると、着用感が良くなります。

金属ベルトのデメリット

人によっては金属が身体に合わず、身に着けるとアレルギー反応を引き起こすおそれがあります。革ベルトに比べて重いので、着けていて重さが気になる人もいるかもしれません。また、使用しているうちにコマや接続しているピンが錆びてくる可能性があります。お手入れが簡単とはいえ、長持ちさせるには、拭き掃除に加えて、収納ケースに入れて保管するなどの工夫が必要です。

金属ベルトの交換方法

金属ベルトを交換するには、バネ棒外しを使用します。比較的簡単に付け替えられるので、交換するときは以下の手順を参考にしてください。ただし、交換方法が異なる腕時計もあるので、付け替える前に取扱説明書を確認しましょう。

(1)金属ベルトの裏側の切り込みにバネ棒外しを差し込み、内側に押します。

(2)片側が外れたら、反対側も同様に内側に押し込み、ベルトを外します。

(3)新しい金属ベルトに、弓カンをセットします。

(4)バネ棒の片方を、本体のベルト取り付け部の穴に合わせます。

(5)バネ棒外しを使ってバネ棒を押さえつつ、もう片方の穴にバネ棒を差し込んで付け替え完了です。

革ベルトのメリット・デメリットと交換方法

ワニ革やバッファローなどさまざまな素材がある革ベルト。ここでは、革ベルトのメリットとデメリット、交換方法をお伝えします。

革ベルトのメリット

革ベルトは着け心地の良さがメリットとして挙げられます。本革の場合、時間が経過するほどに柔らかくなり、肌になじみ、独自の味わいが出てきます。金属ベルトに比べて色や素材のバリエーションも豊富で、自分好みのデザインを見つけやすい点も魅力です。ブレスレットタイプや幅が狭いベルトなどもあり、老若男女問わず、身に着けやすいベルトと言えます。
また、革ベルトには尾錠とつく棒があるタイプが一般的で、ベルトの長さを簡単に調節できるのもポイントです。

革ベルトのデメリット

革ベルトは、汗や水などの水分に弱く、汚れが染み込みやすいという欠点があります。そのため、気温の高い夏場の使用や、極端に汗っかきな人にはあまり向いているとは言えません。また、長く使うには革の素材に合わせたクリームを塗り、使用するたびに汚れを拭くなど、お手入れに手間がかかります。金属ベルトに比べて劣化が早く、ひび割れなどの傷みが出やすいのもデメリットです。
革ベルトの腕時計を身に着けるときは、数年ごとにベルトの交換をしたり、連続着用を控えたりする工夫が必要でしょう。

革ベルトの交換方法

基本的には、金属ベルトと同様に、バネ棒を使って交換できます。革ベルトの場合、バネ棒をベルトに直接通して外します。自分で交換できるかどうか不安な人や、初めて自分で革ベルトを交換するという人は、両つかみ式のバネ棒外しを利用すると良いでしょう。

Knotの腕時計はベルトの種類を選べる

Knotでは、レザー、金属、ナイロンなど、さまざまな種類の腕時計用ベルトを取り扱っています。また、取り外しが簡単なイージーレバーを標準搭載している点も特徴です。気分によってベルトを交換すると、一つの時計を飽きずに使うことができます。ベルトを交換しながら、腕時計を長く楽しみたいという方は、ぜひチェックしてみてください。



こちらの記事に掲載されている価格は、2022年8月現在の情報です。
最新情報は Maker's Watch Knot 公式サイト をご覧ください。