腕時計のジャストサイズとは?自分にぴったりの1本の見つけ方
20-02-20
洋服や靴を購入するときには身長や足の大きさに合った商品を選ぶように、腕時計を選ぶ際もサイズ感が重要です。手首の太さに対して腕時計が大きすぎたり、小さすぎたりすると、見栄えや使い勝手が悪くなってしまいます。では、自分にとってジャストサイズの腕時計とは、どのような基準で選べば良いのでしょうか。この記事では、腕時計とベルトのジャストサイズの基準やサイズの選び方、ベルトの調整方法などをご紹介します。
【目次】
1.腕時計のジャストサイズとは?
2.腕時計のサイズの選び方
3.ベルトのサイズ調整の方法
4.腕時計のサイズは手首とのバランスが大切
腕時計のジャストサイズとは?
自分にぴったりの腕時計を見つけるには、手首幅や腕まわりに合ったケースサイズやベルトの長さを知ることが大切です。購入する前に、腕時計のケースとベルトのジャストサイズの目安を確認しておきましょう。
ケース(本体)のジャストサイズ
腕時計は、上から見た手首の幅に対して、ケースの大きさが6~7割を占めるくらいがバランス良く見えます。それ以上ケースが大きいと、カジュアルな雰囲気になり、シーンによっては身に着けづらくなります。そもそも手首が隠れるほど大きな腕時計は、リューズやケースが手の甲や手首に当たったり、ワイシャツの袖口に隠しきれなかったりするので、あまり実用的ではありません。スーツを着用する機会が多い人は、大きなデザインの腕時計より小さめのモデルのほうが使いやすいでしょう。
逆に言うと、大きめの腕時計を着用することでカジュアル感を演出することが可能だということです。ケースが大きい腕時計は存在感があるので、コーディネートのアクセントになります。また、アウトドアでは文字盤が大きい腕時計を身に着けると時刻の視認性も高まるため、状況に合わせてサイズを選ぶのが良いでしょう。
女性も手首幅の6~7割の大きさを目安に腕時計を選ぶとバランス良く見えます。ただし手首が細い人の場合は、あまりにもケースが小さいと時刻が見にくくなりますので注意が必要です。なお、女性物は小さくて使いづらいというときは、女性向けの腕時計よりも少し大きいボーイズサイズを選ぶと良いでしょう。ボーイズサイズは手首が細い男性にもおすすめです。
ベルトのジャストサイズ
ベルトのサイズが合っていないと、腕時計がずれたり腕を圧迫したりして、手首を痛めたり腕時計を損傷したりする可能性があります。
腕時計を身に着けるときは、ベルトと手首の間に人差し指が1本入る程度のゆとりを持たせておくのが基本です。それよりもベルトがゆるいとケースがくるくると回って時刻を確認しづらくなり、逆にぴったりすぎると窮屈なだけでなく、汗が腕時計の内部に入り込み、サビや腐食の原因になることもあります。
革ベルトの場合は、装着するときに余ったベルトを曲げて、定革(余ったベルトを通し固定しておく部分)に差し込むため、何度も着脱するうちにベルトにしわができたり、傷んだりしてしまいます。ゆとりを持たせておけば、曲げたときのベルトへの負荷を軽減できるので、結果的にベルトが長持ちするでしょう。
金属ベルトのサイズが合わないときは、バックルの位置を変えて調整します。ただし、尾錠がつながっているタイプはコマを抜いてサイズを調整する必要があります。
腕時計のサイズの選び方
実際に腕時計を購入するときは、どのような観点でサイズを選べば良いのでしょうか。自分に合った腕時計を選ぶためにも、事前に確認しておきましょう。
腕まわりの太さを測る
腕時計のサイズ選びのポイントは、腕まわりの太さを知ることです。腕まわりとは、時計をつける手首の周囲の長さで、正確な太さを測ることで、自分の手首にぴったり合ったベルトのサイズがわかります。
腕まわりのサイズは、手首の出っぱっている骨の少し下(肩方向)に、メジャーをぐるりと巻き付けて測ります。手首にメジャーが食い込まない程度で測るのが基本ですが、少しきつめの装着感が好きな人は、若干食い込むくらいで測ると良いでしょう。また、手を握りしめたり腕に力を入れたりせず、自然な状態で計測するのもポイントです。正確な太さを知るには、自分で測るのではなく、ほかの人に計測してもらうのがおすすめです。
ケースのサイズを確認する
ケースの大きさが自分に合っているかどうかは、腕時計を手首に乗せて、肌が見える割合を確かめます。いくつかのサイズを試着してみると、腕時計の厚みや大きさによる違いがわかり、自分に合ったものを見つけやすくなります。また、重い腕時計は装着していると疲れることがあるので、サイズと一緒に重さも比べて、使いやすいものを選びましょう。
ベルトのサイズをチェックする
腕時計を装着して、手首とベルトの間に人差し指1本分程度の隙間ができるかを確認します。きつすぎたり、ゆるすぎたりしたときは、ベルトの長さを調整しましょう。革ベルトは、つく棒を差し込む位置を変えて長さを合わせます。一番内側(本体側)で留めてもゆるい場合は、購入時にベルトの穴を増やしてもらいましょう。
金属ベルトの場合、手首に合わないときはサイズ調整を依頼します。コマを減らしたり足したりしてジャストサイズの長さにしますが、調整を依頼できるのは購入する腕時計のみです。また、コマを少なくするのは無料でも、増やす場合は有料となることがありますので、注意が必要です。調整で減らしたコマは後日ベルトを長くしたいときに必要となりますので、大切に保管しておきましょう。
また、金属ベルトを調整するときは、本体とバックル部分が平行になるようにするか、6時側が短くなるようにします。12時側のベルトが短くなると、装着したときに文字盤が外側に傾き、見にくくなるためです。
ベルトのサイズ調整の方法
ベルトのサイズ調整はメーカーや修理店などに依頼するのが基本ですが、自分で調整することもできます。ここでは、一般的なベルトの調整方法をお伝えします。
革ベルト
革ベルトの調整は、革用の穴あけ工具を使って適切な箇所に穴を増やしていきます。穴のあけ方の流れは以下の通りです。
(1) 革ベルトを腕時計本体から外す。
(2) 新しく穴をあける位置を決めるために、ベルトの穴同士の間隔を測る。既存の穴と同じ間隔であけるのが基本。
例:つく棒を通す穴が6ミリメートル間隔で、1.8センチメートル内側(本体側)に穴をあけたい場合は、6ミリメートル間隔で3カ所に穴をあける。
(3) 穴をあける位置に鉛筆やボールペンで印をつけ、その部分に工具を合わせて、ハンマーなどで上から叩く。穴をあける箇所を間違えると修正ができないため、慎重に行う。
なお、Knotのギャラリーショップでは、無料でベルトの穴あけサービスを行っていますので、自分できちんとあけられる自信がない方は利用してみてはいかがでしょうか。
金属ベルト
金属製のベルトは、ブランドやベルトの種類によって調整方法が異なりますので、説明書をよく読んでから作業しましょう。ここでは、オーソドックスな調整方法(ピンタイプ)をご紹介します。
(1) 本体から金属ベルトを外す。
(2) 千枚通しなどの先の細い工具を使用し、コマをつなげているピンを抜く。
(3) 不要なコマを外したあと、抜いたピンをコマにはめ、ベルトを連結させる。
(4) ピンをしっかり押し込んで、コマ同士を固定すれば完成。
腕時計のサイズは手首とのバランスが大切
ぴったりの腕時計を見つけるためには、自分の腕まわりに対してバランス良く見えるケースサイズやベルトの長さを知ることが大切です。Knotの腕時計なら、ケースのサイズ展開が32~40ミリメートルまでと豊富にあるので、手首の太い方でも、華奢な方でも、自分に合ったサイズの腕時計を見つけられるでしょう。男女それぞれに対応したケースサイズを揃えているので、自分用としても、プレゼント用としても最適です。
また、金属ベルトはコマを外さなくても調整できるスライドバックル式になっているので、サイズ調整も容易です。気になった方は、お近くのMaker’s Watch Knot ギャラリーショップ、またはKnotのホームページをご覧になってください。
こちらの記事に掲載されている価格は、2022年8月現在の情報です。
最新情報は Maker's Watch Knot 公式サイト をご覧ください。