Knot をつかうひと、つくるひと、かたるひと。 腕時計でつながると、あたらしい世界が見える。

LOCATION
渋谷区代官山

最初にカフェで働いたのは、大学時代のアルバイト。卒業して一度はオフィスワークの会社に就職したけれど、やっぱりコーヒーが好きでカフェに戻ってきた。代官山のこのカフェで働いていなかったら、出会わなかっただろう人たちと、バリスタとして立つカウンター越しに言葉を交わす。そんな一瞬に、微笑がこぼれる。

「コーヒーが美味しいって教えてくれたのは、お母さんなんです」。高校生のときに、新体操の部活動の日々が病気で途切れてしまった。家にいるしかなかった彼女を気遣う母親が、「お茶でも飲む？」とコーヒーを淹れてくれた。それまで飲んだこともなかったのに、香りと味でリラックスできて、一気に好きになった。カフェで働くようになってからは、そんな気持ちをお客様に届けたくて、一杯一杯ていねいに淹れていく。「コーヒーの味は化学のよう。豆が0.1グラム違えば、まったく違う濃さになる」。目を落としてカップにコーヒーを注ぐ表情は、真剣そのもの。ゆっくりと注ぎ終わると、いつものチャーミングな表情が彼女の顔に戻る。甘い香り、苦い味、そしてスマイルの交換。

加藤さんが選んだのは、シンプルなデザインで真っ白な文字盤の腕時計だ。「ゴールドのメタリックなストラップを組み合わせました。ピアスとカラーコーディネートできるし」。アクセサリー感覚でストラップを組み合わせができるカスタマイズは、Knotの大きな特徴。「キレイ系のファッションのときには、レザーのブレスレットに替えるのもいい」。カウンターに置かれたカップを見ると、白いミルクフォームで描いたラテアート。彼女が選んだ腕時計の色と、同じような色合いだった。

Photos／Sho Ueda（prismline）
Direction／YAMAMOTO COMPANY

 

 

 

時計：CS-32YGWH ¥19,250 (税込)
ストラップ：MS-18YGYG ¥4,400 (税込)

https://knot-designs.com/customorder/?face=cs-32ygwh&strap=ms-18ygyg